BPM?(BPM Story)

第4話:生産性改善と顧客信頼獲得の両立 | 受託ビジネスは、プロマネの力量次第とあきらめざるを得ないのか??納品前検査などの'要所'を抑え、顧客満足度向上を模索する。

4-1. システムインテグレータ

「システム」 どういう意味?

なかなか回答に窮する“意外と難しい質問”である。およそ「複数の要素が組み合わせられ、全体として何かの役割を担うもの」なのだろう。「システムキッチン」はコンロ・流し台・収納が料理を助け、「物流システム」は集荷者・保管者・配送者がモノを運ぶ仕組みである。

「情報システム」でも似たようなもので、ハードウェア・ソフトウェア・通信ネットワークが“情報を出力する仕組み”に過ぎない。

<図1>

しかし 「売上」、「ロイヤル顧客のリスト」、「最新の業務マニュアル」、「新製品に対する顧客の声、上位3つ」・・・考えてみれば当然の話ながら、ヒトが得たいと思う情報は数限りない。情報システムの組立屋(Integrator)が世に無数と必要になる所以だ。

4-2. 委託者の不満

委託者が不満に感じる瞬間、トップ4!

1. [提案段階] 提案のレベルが低い。て言うか無い
2. [検収段階] 納品物の品質が低い。テスト内容を聞きたい
3. [設計段階] 最新合意仕様がどうなっているのか分からない
4. [運用段階] 問合に対する対応が遅い。たまに的外れ回答

以上は経験にこそ基づいているが、あくまでも著者の勝手な推測だ。何の統計データもない。また言うまでもなく、技術説明を受ける瞬間、契約の瞬間、見積の瞬間(!)など、他にも色々な瞬間で不満を感じる事もあろう。

さて・・・、手始めに「納品物テスト」に関連するプロセスにフォーカスし「委託者の不満」を解消したい。選択理由は簡単。他プロセスと比較して、人間能力への依存度が高くないタスクが多いからだ。たとえば「提案」に関連するプロセス自体が整備されていなくても、「委託者の満足」を得る人はいる。

ここではモジュール作成、モジュール結合、実機構築など、メンバは担当範囲の「成果」を出した単位でプロマネに報告する。そこを起点に検査プロセスが始まる。

<図2>

このプロセスでは、プロマネの簡単な確認の後、任意の検査者二人が検査を実施し、検査報告を記録する。もちろん、どの単位どのタイミングで成果報告をさせるかはプロマネの腕の見せ所となる。

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