第2話:カイゼン効率の高い業務領域 (4)

2-7. 提案書の再利用性向上

プロセスを整理する事は容易ではないが、チーム内で共有できた場合には、以下の様な面で改善が図れる。特に、個々人の能力に強く依存するプロセスにおいては効果が大きい。

A. 新人も含め、業務の進め方に迷う事が無くなる
B. 成果量を定量的に計測でき、個々人の成果把握ができる
C. 過去成果物が参照し易くなり、成果物品質が高まる

「提案書を作成し社内承認を得る」にフォーカスした場合、過去成果物、すなわち過去に誰かが作成した提案書の参照を促進したい。

特に効果的なのは、「提案書の検索タグ」、「提案書品質の評価」を追加しておく事だ。以下の表の様なフォーマットで提案書を管理することで、結果として組織としての提案力が向上する。

図5
<図5>(再掲)

表3
<表3>

2-8. その後も更に・・・

ヒューマンプロセスからの成果物品質を高めたい場合、リーダのチェック、あるいは他者のチェックが欠かせない。

その場合、プロセスオーナーは組織特性にあわせて、管理すべきデータ項目やタスクの並び(ワークフロー)を熟考する必要がある。特に、全ての成果物をチェックするのか、必ずしもすべてのチェックは必要ないのか、場合によっては他者に一部の役割を委ねる事が出来るか、良く検討する必要がある。 [完]

図7
<図7>